四川に行った(第三話)
これの続きです.
地獄のバス移動を経て,世界遺産である九寨溝へ辿り着いた我々.美しい大自然に圧倒され,覚めぬ余韻を感じながら多くの事を語らいました.
— いーば(公式) (@_7iva) 2016年10月3日
4日目 ~別れ、そして再会~
往路があれば,復路もあります.
またバス長旅が始まったのでオートファジーで生き延びます
— いーば(公式) (@_7iva) 2016年10月4日
カウボーイかな? pic.twitter.com/ty8mVgu3My
— いーば(公式) (@_7iva) 2016年10月5日
帰り道で群れを成して動く何かが.一体何だ?
野生(?)の馬が群れを成して道路走ってるんですが #いーば放浪記 pic.twitter.com/xbzhQMLQKQ
— いーば(公式) (@_7iva) 2016年10月4日
野生の犬とかはわかるんですが,野生の馬ですか,初めて見ました.
すごいですよね.飼い主とかいないのに,ちゃんと統率があるんです.みんなで一斉に道路を渡るし,車が来ないタイミングを見計らって移動したりします.こういうのが見れる所もこの国っぽくて面白いですね.
限界バスが本当に限界
— いーば(公式) (@_7iva) 2016年10月4日
何度目であっても,長時間のバス移動はやっぱり辛いものです.辛さを乗り越えなんとか成都に帰ってきた我々.
さようなら成都!さようなら四川!楽しかったぞ!
しかし,ここで問題が発生するのです.
汽車の切符を間違えて成都に留まってしまった
— いーば(公式) (@_7iva) 2016年10月4日
やってしまったんですよね.注文する時に日程を間違えて買ってしまったのです...もうこんな時間なので新たに今夜のチケットなんて買えません.
実はこの時,我々のメンバー5人中,3人は入場ゲートで弾かれてしまったのですが,残りの2人はなんと通れてしまったのです.彼らはなんとか底辺の人間を装い,寝台列車に乗り,悠々と西安へ向かってしまったようです.我々は一体どうすれば良いのか...チケットもない.宿泊先もない...
野宿か!?
— いーば(公式) (@_7iva) 2016年10月4日
さすがに野宿は嫌なので宿泊先を探す我々.しかし駅の近くの安い宿は,外国人が泊まれない所が実は多いのです.途方に暮れる我々.成都の街を彷徨う我々.絶望です.
彷徨うこと1時間.初日に泊まった彼らの家に連絡することを思いつきます.
で利用した宿泊先に連絡し,なんとか泊まれることに.良かった~.
急遽泊まることを許してくれた家主の方々には感謝です.図らずもがな,このような形で再会することになるとは...
無事宿泊した我々は,明日のチケットを購入し,四川での追加の1日を楽しむことにします.先に行ってしまった仲間たちは今頃どうしているのだろうかと思いを馳せながら,その日の夜は眠るのでした.
つづく
四川に行った(第二話)
これの続きです.
無事四川に到着し,1日目から四川を存分に満喫した我々.2日目にはもう宿泊先を飛び出し,世界自然遺産にも登録されている,九寨溝へと向かいます.
2日目 ~地獄のバス移動~
九寨溝までは飛行機で行くこともできるのですが,今回はバスで向かいます.バスで向かうとなると,約半日を消費します.覚悟はしていたのですが,実際に体験すると結構キツいです.
12時間のバス移動とかいうクソみたいなことしてる
— ¡7iva! (@_7iva) 2016年10月2日
朝8時からずっとバス乗ってるけどまだ目的地に着かない。。。戦いは続く。。。
— ¡7iva! (@_7iva) 2016年10月2日
山道なので移り変わる景色を楽しめるのは良いのですが,運転がその分荒れます.運転手はヤクザみたいな人たちで,ガンガンスピードを出してくれるのは良いのですが,対向車線に突入することも厭わない様子で,何度も命の危機を感じました.
@運転手 いちいちクラクション鳴らすのやめてね
— ¡7iva! (@_7iva) 2016年10月2日
助けてぐれ〜〜〜〜
— ¡7iva! (@_7iva) 2016年10月2日
そうこうしているうちに目的地に近づきます.
バス乗り始めてから13時間経った
— ¡7iva! (@_7iva) 2016年10月2日
風景が完全に秘境になりつつある
— ¡7iva! (@_7iva) 2016年10月2日
ついに到着
山の中を走り続けていくと,繁華街のようなエリアにたどり着きました.
この #いーば放浪記 pic.twitter.com/OnNVW7r71e
— ¡7iva! (@_7iva) 2016年10月2日
本日の宿泊先です #いーば放浪記 pic.twitter.com/jogC3IRutX
— ¡7iva! (@_7iva) 2016年10月2日
わかってて選びましたが,現地民族らしさがでていて,なかなか風情ある宿泊先です.このような小さな布を使った旗はタルチョと言います.チベット地方の風習です.
しかし寒い!山の上なので寒いです!バスでの長旅による疲れも溜まっていた私たちは,崩れるように眠りにつきました.
3日目 ~秘境~
無事朝早く目覚めた我々は,ついに九寨溝へと向かいます.入場人数制限があるので,早く行かないと入ることが出来なくなってしまうのです.
って人が多すぎる.
この写真だとわかりにくいのですが,溢れんばかりの人,人,人.中国は人が多すぎる.人が多すぎて様々な警察集合です.
観光地に特警が来るってどういうこと笑.ちなみにもう1つ前の画像で,かっこいい緑色の帽子を被っている方々は武装警察です.軍人です.逆らわないようにしましょう.
場所が場所なので,チベット語での表記もされます.
アラビア語に負けず劣らず書きにくそうな文字...
なんとかチケットは買えたのですが,我々が買った時にはもうあと残り50枚かそこらというところでした.本当にギリギリです.なんとか買えて,安心しました.入れなかったらなんのためにバスに13時間も乗ってきたのかわからないですからね...
入場制限される前になんとか乗り込んだ我々.
秘境に来てる pic.twitter.com/c1TTEtJcCP
— ¡7iva! (@_7iva) 2016年10月3日
いや,すごいです.モンスターハンターの世界が広がっているみたいです.大自然ですよ大自然.九寨溝,中は自然公園のようになっています.とても広いのでバスで移動します.
あと池とかも青いんです.
青いんです.
すごいです.入れて良かったー.
しかしのんびりしすぎていた我々は,最もきれいな池があるエリアへ行くバスを逃してしまいました.
すると,同じようにバスを逃した人たちが集まってきて,バスの運転手たちに何か言い始めました.よく聞いてみると,「日本人の観光客(私達のこと)もわざわざ来てるんだぞ!折角だからバスだしてあげなきゃダメだろ!」って言ってるんですね.
いやいや,人のことを勝手に利用して説得するのやめろよ笑
しかし,そういった行動のおかげもあってか,最も美しいエリアへ行くバスを召喚することに成功します.
これ写真そのまま、、、すごく青、、、青、、、 pic.twitter.com/YJqOzDcw3i
— ¡7iva! (@_7iva) 2016年10月3日
すごいです.
青というか藍というか.水ってこんな綺麗な色が出せるんですね.よかったです.我々のことを利用して交渉してくれた彼らには感謝です.
移動中のバスの中で彼らが喋っている言葉を聞くと,どうも中国語じゃない言語がたくさん聞こえて来るんですね.日本のことをジャポーンとかジャポーイとか言ってます.
少数民族の方々だったのかもしれません.色んな民族の人々を乗せたバスは賑やかでとても楽しかったです.運転手の人も気さくで優しかったです.
今日はいろいろな少数民族の人達とワイワイバス乗って飛ばしたのが楽しかった
— ¡7iva! (@_7iva) 2016年10月3日
九寨溝,綺麗で良い所だったので,興味のある人はぜひ訪れて見てください.
バスで行くなら覚悟してください.
つづく
四川に行った(第一話)
四川に行った
じゃなくてですね[1]
四 川 に 来 た pic.twitter.com/UatprGgefc
— ¡7iva! (@_7iva) 2016年10月1日
中国は四川省に行きました.これは四川省成都の空港から宿泊先へ向かうタクシーに乗ってる時に撮影したものです.
10月1日は国慶節といって,中国の建国記念日にあたります.日本のゴールデンウィークのように約1週間の休日になるので,この連休を生かして旅行しました.
1日目 ~火鍋との戦い~
(o^^o) pic.twitter.com/SK9A3d5W7m
— ¡7iva! (@_7iva) 2016年10月1日
空港という場所はいつも私をワクワクさせてくれます.ただコーヒーを買って飲むだけでもいつもより3倍くらい美味しく感じてしまうのはなぜでしょうか.まずは飛行機に乗って北京首都国際空港から四川省成都へ向かいます.
しかしここでトラブル発生!航空会社が定員よりも多くの発券してしまったとのことで,友人達はロビーで待たされることになってしまいました.離陸30分前,ロビーで待たされた友人達を残し,1人飛行機に乗り込む私...
ここでお別れかと思いましたが,航空会社もメンツを保つために奮闘.なんとか座席を捌くことに成功し,友人たちも無事同じ便に乗れたようです.結果的には何事もなく済みましたが,危うく初日から計画が頓挫しかけることに...チャイナクオリティは恐ろしい
成都に着いた後は1つ目の宿泊先へと向かいます.
Airbnbで予約した宿に泊まります.Airbnbは,安い料金で泊まれることももちろん魅力の1つですが,現地でより現地らしく生活できるという所や,同じように旅行している人たちと出会えることなどに私は魅力に感じています.シャワーとベッド,あとはインターネットさえあればそれでいいと思っている人間なので.
大きな荷物を置き,身支度を整えたら,現地に住んでいる友人と合流するため,近くの大きな公園へ向かいます.
歴史上有名な詩人の像などがたくさんありました
たこあげおじさん #いーば放浪記 pic.twitter.com/4zjomDqm6r
— ¡7iva! (@_7iva) 2016年10月1日
画像だとわかりにくいのですが,このおじさんたち,すごいです.100mくらいあるヒモを巧みに操り,凧を揚げているんです.それも1人で幾つも.見惚れている間に現地の友人と合流します.夕食は火鍋を食べに行くことに決まりました.
中華圏の国ならばどこでも火鍋は食べられるのですが,その中でも四川の火鍋は特別に辛いです.火鍋に限らず,四川省で物を食べる際には辛さは最も低いレベルのものをオーダーすることをオススメします.
ついたお店の外観はこんな感じ
— ¡7iva! (@_7iva) 2016年10月1日 火锅饭店で二胡の演奏始まった pic.twitter.com/9yHmfG5mOJ
人気店らしく,入店まで約2時間ほど待つことになりましたが,外にある待合席は非常に広く,おつまみや飲み物が無料でたくさん出てくるので,待つことは全く苦になりません.加えて,お店の2階のバルコニーのような所で様々な見世物が行われるのが,非常に興味深いです.
民族衣装着た中学生くらいの女の子が踊りながらお茶注ぎ始めた かわいい pic.twitter.com/fdrDwTKBkj
— ¡7iva! (@_7iva) 2016年10月1日
調べたところ,太極茶道という芸能のようですね.本当にかわいかったです.他にも色々なシーンがあったのですが,撮影していないためにお見せ出来ないのが悔やまれます.二胡の演奏や太極茶道だけでなく,他にも多くのよくわからない芸能が披露されました.
ぼくらが考える中国そのまんまみたいなのきた #いーば放浪記 pic.twitter.com/xQUmatJSqI
— ¡7iva! (@_7iva) 2016年10月1日
これらの演目だけでも十分に四川を楽しんでしまったのですが,順番が来たのでお店に入ります.
本場四川火鍋、いかしていただきます pic.twitter.com/C3v5V0JnVH
— ¡7iva! (@_7iva) 2016年10月1日
火鍋はこういったように2つのエリアに分かれていることが多く,片方が辛いエリア,もう片方がそうでもないエリアになります(適当).左側の鍋の赤いもの,何かわかりますか?ええ,全部唐辛子です...だしのために昆布入れる感覚で唐辛子入れちゃってるよこれ...
辛すぎィ!ィ!
— ¡7iva! (@_7iva) 2016年10月1日
食べ方を考えないと口が痺れる
— ¡7iva! (@_7iva) 2016年10月1日
ちょっと,拷問か何かかなと思いました.しかし,辛さを和らげてくれるようなたれを用意する火鍋の食べ方に気付き,お肉や野菜などたくさん頂きました.ごちそうさまです.一面ガーリックまみれになった焼き牡蠣などもあり,粗い料理だなとおもいましたが,どれも味はよかったです.辛いものは前から好きだったんですが,この一件でまたより辛いものの許容レベルが上がってしまった気がします.
火鍋を食したら友人達と別れ,宿に帰ります.初日からだいぶ四川を満喫してしまいました.2日目は朝早くから出発し,世界遺産である九寨溝へと向かいます.
つづく
後日談
イーバ・ランチ pic.twitter.com/FINhgLvCUI
— ¡7iva! (@_7iva) 2016年10月23日
胃の中唐辛子まみれや。
— ¡7iva! (@_7iva) 2016年10月21日
辛いもの中毒になりました
[1] 東京工業大学大岡山キャンパス前にある,学生内で非常に有名な飲食店.お昼に売られる500円の弁当は毎日完売する.700円食べ放題や大盛り料理を提供するところ,料理は中華本場の味付けであること(実体験及び日本住在の中国人の証言による)などが好評で,一定の学生を信者とたらしめている.
【ノーベル化学賞】分子トポロジーと分子マシン
スウェーデン王立科学アカデミー(The Royal Swedish Academy of Sciences)は5日,2016年のノーベル化学賞受賞者を発表しました.1 受賞者は, Jean-Pierre Sauvage,J. Fraser Stoddart,Bernard Feringa の3名です.
ノーベル医学・生理学賞は大隅良典さんが単独で受賞され脚光を浴び,同じ一研究者として私も非常に嬉しく思うのですが,ノーベル化学賞の内容もなかなか興味深いものであったのをご存知ですか?
受賞理由は "for the design and synthesis of molecular machines" (分子マシンの設計と合成による)とのことです.はてさて,分子マシンとはなんぞや?
分子トポロジーと分子マシン
知恵の輪とトポロジー
みなさん,知恵の輪とかやったことありますか?私はパズルが好きで,小さい頃は色々なタイプのもので遊んでいました.
そうそうこんな感じのとか.
複雑な形をしたものもありますよね.複数のリングは,端点どうしが繋がっていないんですが,引っ張っても外れないような形状をしています.こういった,ものの形状を取り扱う学問は「位相幾何学」英語で Topology(トポロジー) という数学の一分野に属するのですが,実は合成化学の世界ではこういった形状の分子を作る研究が盛んに行われてきました.
1人目の受賞者 Sauvage 教授
最もシンプルな知恵の輪のような形状をした分子が,1960年にベル研究所の Edel Wasserman によって報告され,「カテナン」と呼ばれるようになりました.2
しかしながらまだまだこの形状を効率良く得ることは難しく,その反応率は0.0001%程度でした.その後も多くの研究者が効率の良い合成方法を考案するも失敗が続きます.そんな中,1980年台の始めにフェナントロリンとCu+を用いた画期的で高効率な合成方法が報告されました.その報告を行った人が,1人目の受賞者である Sauvage 教授です.3(原文はフランス語なので注意)
う~ん,高校化学の範囲だとこんな立体的な合成って見ないですよね.Cu+の配位先が四面体構造であることをなかなかうま~く利用していて,面白い.この合成方法はカテナンの研究を大いに進めることになりました.これが受賞の大きな理由です.
ちなみに,こういったトポロジカルな形状によって形を保っている分子のことは Interlocked molecule と呼ばれます.このような錯体の立体的な配向を利用する合成は鋳型合成とか,金属テンプレート法などと呼ばれます.
2人目の受賞者 Stoddart 教授
このようなトポロジカルなアプローチによる分子合成の研究はその後も進みました.2人目の受賞者である Stoddart 教授は,3つのリングが相互に絡まった形状をした,「ボロミアンリング」の分子合成に成功します.4
Stoddart 教授のボロミアンリングなどに関する講演がこちらから見れます.ジョークや機知に富んだ講演なのでオススメです.
Fraser Stoddart: Mingling Art with Science
また Stoddart 教授は他にも複雑な形状をした分子をどんどん編み出します.その1つが分子シャトルです. 5
これはダンベルのような形をした分子の総称である「ロタキサン」に属するのですが,電荷の有無によって図中で青色に示されたリングが左右に動くんですね.分子レベルの世界で,「何か正しい入力を加えた結果として,何かの挙動が出力される」という,機械のパーツのようなものが出来たわけです.
Press Release でも紹介されていますが,こういったものは "molecular-level machine" と呼ばれるようになり,"an assembly of a distinct number of molecular components that are designed to perform machinelike movements (output) as a result of an appropriate external stimulation (input)" と定義されるようになりました.6
Stoddart 教授は他にも分子エレベーター7や分子メモリの発案などもしてますが,今回は割愛.
3人目の受賞者 Feringa 教授
Feringa 教授は,オレフィンを利用したモーターのようなものを作りました.
この分子に光を照射すると一部分が一方方向にのみ回転されるのです.
回転する様子8
ぐるぐる~と回転します.かわいいですね.このようなモーターを利用して,ナノスケールのミニカー,じゃない,ナノカーを走らせたりする,ちょっと面白い試みもされています.
A four-wheeled molecule moving on a metal surface
そうそう,こんな感じです.
ミニカー?いえいえ、今の時代はナノカーですよ!髪の毛のおよそ2万分の1の大きさしかない一分子の車で、ちゃんと"車"らしくフラーレンタイヤも回るようにできているそうです!花陽、こういう分子を見ると心がウキウキしちゃいます♪ pic.twitter.com/Wh69Tz9s4Q
— 芳香族化合物を愛してやまない花陽bot (@Aromatic_hanayo) 2016年10月6日
そうですそうです.はい.
ナノカーに限らず,分子たちに我々の現実世界にある様々な挙動を行わせる研究もなかなか最近盛んなので,興味があったら調べてみてください.
研究意義
研究背景の説明は以上になるのですが,よくやり玉に挙げられる質問「んで,その研究が何の役にたつの?」っていうのがあると思います.内容を見れば分かる通り,これはまだまだ本当に基礎研究段階で,何に応用されるのかなどの具体的な検討はついていません.しかしながら,2つの発展方向があると考えられています.
1. ミクロな化学反応制御
ナノスケールの挙動をそのまま化学反応などに応用しようという方向性
2.マクロな機構への応用
ナノスケールの挙動をうまく拡大・増大させ,実際に機械のように用いる方向性
おわりに
まだまだこれからのさらなる研究が期待される分子トポロジー及び分子マシンの世界.目先の実用性だけに囚われて科学のブレイクスルーを逃してしまうのは勿体無いと思います.これからも世界中の研究者達がより斬新で奇抜な研究をしていくことを期待します.
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参考文献
- Wasserman, E., "The Preparation of Interlocking Rings: A Catenane", J. Am. Chem. Soc. 1960, 82 (16), 4433–4434.
- Dietrich-Buchecker, C. O.; Sauvage, J. P.; Kintzinger, J. P., "Une nouvelle famille de molécules: Les métallo-caténanes", Tetrahedron Lett. 1983, 24 (46), 5095–5098.
- Kelly S. Chichak, J. Fraser Stoddart, et al., "Molecular Borromean Rings", Science 2004, 304 (5675), 1308-1312
- Anelli, P. L.; Spencer, N.; Stoddart, J. F. "A Molecular Shuttle", J. Am. Chem. Soc. 1991, 113 (13), 5131–5133.
- Balzani, V.; Credi, A.; Raymo, F.; Stoddart, J. "Artificial Molecular Machines", Angew. Chem. Int. Ed. 2000, 39 (19), 3348–3391.
- Badjić, J. D.; Balzani, V.; Credi, A.; Silvi, S.; Stoddart, J. F. "A Molecular Elevator", Science 2004, 303 (5665), 1845–1849.
- Feringa group - organic chemistry and nanotechnology